日々是好日

死ぬまでハッピー!

D-room9に寄せて

1月21日から24日までの4日間、全11公演。ザムザ阿佐谷にて、佐野大樹さんのバースデーイベント・D-room9が行なわれた。

このイベントはタイトルについている通り今年で9回目で、私が参加するのは2回目だった。

コンセプトは、「お友達である大樹っちゃんのお部屋に遊びに行く」。だからお部屋に入るときは靴も脱ぐし、大樹っちゃんもかなりフレンドリーに接してくれるし、お見送りまである。今年は初日限定で手作りブレスレットのプレゼントもあった。

お友達の秘密は守らないとだめ、ということで詳しくは書けないけれど、思ったことをぽつぽつと記していきたい。

 

まず、初めて全通というものをした。

本当にずっと阿佐ヶ谷にいた。1日3公演だと間隔も狭いから、近くにあるケーキ屋さんに4回くらい行った。

背もたれがないから腰は痛くなったけど、本当に楽しくて楽しくて、最中はまったく気にならなかった。

こんなに短期間でたくさん、しかも濃密に大樹っちゃんを観続けたのは初めてで、ずっとどきどきしていたし、ふわふわしていたし、なんだか幸せだった。

知っていたはずなのに、こんなに好きだったんだなあって不思議な気分になったりもした。大樹っちゃんが笑えば私も嬉しかったし、そうじゃなければ私も勝手に切なくなったりした。

今まで断片的に「こうかな?」と思って集めていたイメージが、パズルのピースみたいにひとつひとつ嵌っていく感覚があった。

まだまだ新参者な私は、初めて知る一面にびっくりしたり、やっぱり好きだなと思ったりした。思えば、本格的にのめり込んだ4月から、舞台以外の場所で大樹っちゃんの人柄に触れる機会はこれが初めてだったような気がする。

 

大樹っちゃんは、強い人だと思っていた。

今の私とそんなに変わらない年齢で演劇ユニットを作って、舞台に立って、役者のお仕事をして。それだけで尊敬してしまう。

滑舌が悪いとか、*pnish*のなかでお芝居が上手くないとか、そんな風に言われて、本人もそう言っていて、私はそんなことを思ったことはなかったからよくわからなくて、聞くたびに少し悲しい気持ちになっていた。

正直、今もよくわからない。私は大樹っちゃんのお芝居が世界でいちばんだと思っている。

だけど、大樹っちゃんの言う「芝居が上手くない」は、そこで終わりじゃないんだなあって気づくことができた。

芝居が上手くない、から、もっと上手くなろう。他の武器も磨こう。っていう意思を受け取って、飲み込めるようになった。

ファンをやってきて、大樹っちゃんが頑張ってくれる人なのは知ってたし、だから信じてついて行けるし、常に前を見てるところが好きなんだな、と改めて感じた。

4日間で見てきた大樹っちゃんは、ファン想いで、あったかいひとだった。

本当に1秒の隙もなくずーっと、このひとのファンでなんて幸せなんだろうと思っていた。

笑ってる顔を見ながら、目の前に立つ姿に緊張しながら、小芝居で懐かしの役たちに出会いながら、ゲストさんとのお話に笑いながら、ピアノを聴きながら。何度も思った。幸せだった。

私は常々、大樹っちゃんに元気とか感動とか、たくさんの明るい感情をもらっている。どう返したらいいかもわからない。舞台は観に行くけど、応援するけど、そうすればまた何倍にもなって「楽しい」が返ってくるから、結局いつも私が貰いすぎる。

感謝したいのも、恩返ししたいのも、いつもこっちの方だ。ありがとうは私の台詞だ。でも、そうやって言葉にしてくれる大樹っちゃんだから、こんなに好きなんだろうな、とも思う。

 

個人イベントは、すごい。

ゲストさん目当てのお客さんももちろんいるけど、会によっては本当に大樹っちゃんのファンしかいない。みんなが大樹っちゃんを好きで集まってる。

それが嬉しくて、やっぱり大樹っちゃんは愛されるひとなんだなあって再認識させられた。

私は私が大樹っちゃんを好きなことが何よりの自慢だから、世界中のひとにこんなにすてきな人なんですよって教えたくてたまらない。

これから先もずっと、ずっと、たくさんの愛と、幸福に恵まれていてほしい。

 

3月にはリビング、トラベルモードと続いて、5月にはWBBで脚本と演出のお仕事が控えている。ハピパニや*pnish*の本公演もある。

この1年、昨年以上にたくさんたくさん活躍を見られそうで今から楽しみだ。

きっとそのたびに、「今がいちばん大樹っちゃんのこと好き!」と思うんだろうなと予想している。たぶん当たる。

 

最後に。すてきな4日間をありがとうございました。

37歳の大樹っちゃんが、どうか幸せでありますように。

大樹っちゃんのファンでよかった!




2016.01.26

2016.02.21 加筆