日々是好日

愛しかない

推しと土屋さんの話

 

「土屋宴会物語2017」に行ってきた。

俳優・土屋佑壱さんのお誕生日をお祝いするための宴会だ。私は、昨年に引き続き2回目の参加になる。

土屋さんは、推しと同じ演劇ユニット・*pnish*のメンバーだ。

器用でなんでもソツなくこなすし、独特の雰囲気を持っており、場を良い意味でかき回すのが上手い。お芝居も、細かなテクニックでシリアスもコメディも自分のものにできる役者さんだなと思う。それと、眼力が強くて、握手のときにこちらがたじろぐくらいまっすぐ目を見てくれるひと。というのが、私の土屋さんへの印象になる。

昨年は、大樹っちゃんのことで手一杯すぎてほかの舞台をあまり観に行けなかった気がするけど、土屋さんに関しては2回共演したため、必然的に20回弱は舞台の上にいる姿を観たことになる。

懲悪バスターズと、サムライモード。それから、共演とはまた少し違うけれど、D-room10th内の10th-showも土屋さんが構成を担当し、ゲストでやってきた回も含め、イベント中何回かお姿を拝見した。

ツイッターで、D-roomの土屋さん回の紹介をするとき、大樹っちゃんが「今年一番仕事の話をした男です。」と書いていた。

この1年、なんやかんやと見てきた大樹っちゃんと土屋さんの関係性を、この機会に記しておこうと思う。

いやほんとうに個人の意見なので石は投げないでください!!!

 

 

まず、私はもともとこのふたりの関係性を「ライバル」もしくは「悪友」だと捉えていた。

去年のD-room9のとき、大樹っちゃんが*pnish*のメンバーそれぞれとふたりで会話する姿を観て、対鷲尾さんのときは「兄弟」、対栄治さんのときは「近所のお兄ちゃんと弟分」だなぁと思った。

で、対土屋さんに関しては、「同じクラスで仲良しだけどライバル」みたいだなぁと、なんとなく思ったことを覚えている。ふたりとも、お互いを認めるところはありつつも、負けたくないんだろうな、みたいな。なんでそう思ったか、エピソードみたいなものは特にないのだけど。

だから、正直、昨年5月のWBB vol.10「懲悪バスターズ」に土屋さんの出演が決まったときはめちゃめちゃ驚いた。

雑誌やアフタートーク、いろいろなところで言われていたが、私も佐野兄弟と同じように、土屋さんはああいうエンタメ色の強い舞台には出ないのかなあと思っていたからだ。土屋さんと大樹っちゃんが、WBBというステージで交わることはないと思っていた。

それも、この懲悪バスターズは大樹っちゃんが作・演出を務める。その負担の大きさも土屋さんが出演を決めた理由のひとつになったらしいが、それでもやっぱり驚いた。大樹っちゃんがはじめて演出をするメンバーが、土屋さんになるなんて。

懲悪バスターズのお稽古が始まると、大樹っちゃんはリツイートばかりであまり呟かなくなった。それだけ大変なんだろうということは容易に想像ができて、でも私は何もできない。当たり前だ。ツイートがなければリプライも送れないし、そもそもリプライを送ったところでそれは直接的な助けにはきっとならない。

そんなとき、土屋さんが最終稽古の前日にブログを更新してくれた。

 

ameblo.jp

無言のまま才能だけで引っ張る演出家と
頭下げて熱意で引っ張る演出家
のふたつがあるとすれば大樹っちゃんは後者です。 
彼が演出する現場に入って、自分もたくさん刺激をもらった。

 

私は、大樹っちゃんの真面目なところとか、熱いところ、観客を楽しませようって意識が抜群に高いところがほんとうに好きだ。尊敬してる。そして、それがたまに苦しくもなる。

だけど、少なくとも、この稽古場には、大樹っちゃんの頑張りをきちんと見て評価してくれるひとがいるんだ、と思った。知ってくれてるひとがいる、ってそれだけでとてもとても救われる。いや大樹っちゃんはどうかわかんないけど、勝手にファンである私が嬉しくてほっとしてしまった。

実際、D-room 10thでは大樹っちゃんは懲悪バスターズの話をするたびに土屋さんに助けられたと語っていた。たくさんのひとに支えられてつくられた舞台であることに間違いはないけれど、そのなかでも、土屋さんが居てくれたことが、どれだけ救いになったのだろう。

本編でも恋塚社長とオーメンというコンビとも呼べるポジションで演じていたふたり。エンディングダンスで、踊り終えたふたりがハイタッチをする瞬間、「ありがとう」と大樹っちゃんの口が動いたのを今でも忘れられない。千秋楽とかじゃなくて、東京公演の中日とか、それくらいだった気がする。ふたりが、舞台の上で、佐野大樹と土屋佑壱に戻った一瞬だったのかなぁと思う。

 

 

先述したように、今年のD-room 10thの10th-showの構成も土屋さんが担当している。この10th-showは10回記念のワンマンショーで、大樹っちゃんも物凄く気合いを入れていた。土屋さんとの関係性と関連があるのかは謎だが、大好きなツイートを紹介しておく。

 

 

「観に来てねー。」はよく見るんだけど、「観て貰いたい!」が新鮮で、ちょっとびっくりした。でも、なんだかほんとうに嬉しくて、大樹っちゃんのこの10th-showにかける意気込みにじんわりと感動してしまった。まだこの時点ではD-room 10th自体始まってないのに早すぎるけど。

1月18日20時、初回。10th-showは、今まで見たことのなかった顔も、こういうところすてきだよなぁと再確認する魅力もふんだんに詰め込まれた、最高のエンタメショーだった。辞書でエンターテインメントって引いて佐野大樹の名前を書き足したいくらいだ。

このエンタメが完成したのは、もちろん大樹っちゃんの表現力やエネルギーや気持ちによるものが大きいのだろうけど、でもそれと同時に、周りのひとが「こんな大樹っちゃんをお客さんに観てもらいたい」と強く思ってくれたからなんじゃないかなぁと思った。こんな大樹っちゃん、観せたことないよね?でもこういうこともきっとできるよね?みんな観たいよね?って、語りかけられてるみたいだった。

土屋さんの構成がどこからどこまでどのように作られたかどうかはわからないけど、「こういう大樹っちゃん好きでしょ!」「こういう大樹っちゃんもいいでしょ!」ってにやにやされてるみたいな。そりゃあもう、完全降参で白旗を振るしかなかったわけだけど。

10th-showについて、土屋さんはブログにこう綴っている。

 

ameblo.jp

自分に出来る限り、佐野大樹を追い込んで引っ張り出せたら。
多分楽しい。
 
なんていうか、大樹っちゃんを追い込んで引っ張り出せるのは、現時点で土屋さんしかいないのかもしれないなあ、なんて思ったり。時間がない中でつくられたとは思えないくらい相当いろんなものが詰め込まれた10th-showだったけれど、だからこそ生まれた感動とか、高揚とか、一体感とか、そういう研ぎ澄まされた熱さがあったのだろう。そして、それはきっと大樹っちゃんの持つ最大の魅力だ、と私は思う。
大樹っちゃんには、大樹っちゃんにしかできない表現や、大樹っちゃんにしか与えられない何かがある。だからファンをやっているわけだけど。でも、それがこちらに伝わるまでにはものすごい努力が必要で、もがきながらもその先にある大きなものを掴もうとする姿に私たちは心を動かされるのだ。

知っていたはずなのに、10th-showで、そしてD-room 10thでそれを改めて実感した。思い知ることができたのは、土屋さんの影響も大きいなあと思っている。

 

 

土屋さんは、D-room 10thでたくさんの刺激を受けたと言ってくれて、きっとそれが今回の宴会にも繋がったんだろうなあと、随所で感じることができた。

今日、あの宴会の場にいた大樹っちゃんも、いろんなものを受け取って、自分のものにしたんだろうと思う。

ふたりとも、相手を褒めたり、面と向かって褒められたりすると冗談に持っていこうとする節があるけど、きちんとお互いを評価しているのがわかるし、この1年は言葉にしているのを聞く機会も多かったような気がする。

土屋さんは懲悪バスターズのカーテンコールやアフタートークで大樹っちゃんの頑張りを教えてくれたし、大樹っちゃんは「演劇人は、夜な夜な、下北の街で呑み明かす・・・」ですてきな演劇人として土屋さんの名前を挙げていた。

こういう認め合って刺激し合う関係性、いいなあ、と思うのだ。

 

 

最後に。土屋さんは、写真を撮るのが上手い、と思う。それは技術的なこともあるんだけど、そこに感情が映し出されている瞬間があるのだ。

私は、土屋さんの撮る大樹っちゃんの写真が大好きだ。ブロマイドみたいなキメキメの顔も好きだけど、やっぱりこういう、意志の強さがにじむ表情がいとおしいと思う。

先に上げたブログ記事の白黒写真がいちばん好きなのだけど、こっちも好きです。

 

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この、演出席から芝居をみつめるオーメン

土屋さんは、全体的にがーっと勢いがあってぽんぽんと風船を飛ばすみたいに話すひとだなあという印象があるのだけど、その反面、とても丁寧に言葉を選ぶときがある気がしていて。そのとき選び抜かれた言葉は、なんだかぴかぴかと磨かれて、宝物みたいだなあと思う。

その宝物みたいな言葉で語られる大樹っちゃんが、ほんとうに好きなんです。

D-room 10thで土屋さんから曲のプレゼントをされている姿を見ながらも思ったけど、大樹っちゃんは大切にされているよね。それは大樹っちゃんが周りのひとを大切しているからなんだろうし、ここは対等な関係を結んでいるんだなあと改めて思った。

 

 

土屋さん、お誕生日おめでとうございます。

きっとこれからも、大樹っちゃんとは違うベクトルで、土屋さんは特別な存在なのだろうと思います。

ぱーっと周りを明るくする笑い声が、この1年も絶えませんように。

「大樹っちゃん」「土屋」と呼び合うふたりの関係性を、たくさんたくさん観ていけますように!