まわせ!無敵のマーダーケース
※タイトルは誤字ではありません!
3日後から、推しこと佐野大樹さんの出演・演出舞台『まわれ!無敵のマーダーケース』が始まります。
この舞台は、今年3月に演劇集団イヌッコロの本公演として上演された作品の再演です。今回は、イヌッコロと、推しの所属事務所であるラ・セッテのコラボ公演として上演されます。ちなみにラ・セッテは今年で10周年!おめでとうございます!有名どころだと、津田寛治さんが所属してらっしゃいます!
公演概要はこちらから!
あらすじはこちらのページに載っていないので、チケット予約のページから引用させていただきます。
作家、藤澤智彦は悩んでいた。
なぜなら彼は全く書いたことのないサスペンス物を書くことを引き受けてしまっていたからだ。
何日経とうが、一向にアイディアは浮かんでこない。
それどころか根本的な描写の仕方すらわからない。
それほど藤澤はサスペンスに疎かった。
そんな中、彼はとんでもないことを思い付く。
「そうだ! 嘘の殺人事件を起こして、人間のリアルな反応を見よー!!」
これでインスピレーションが湧かないはずはない!
編集者の末國に協力を仰ぎ、人里離れたいかにもなペンションを探し、売れない役者を雇い、知人を招き、いざ計画を実行した・・・ までは良かったが、そこに本物の殺人鬼が現れた!!
今回のマーダーケース、ダブルチームなのですが、推しは殺人鬼役でのシングルキャスト出演に加えて、両チームの演出も担っています。
稽古稽古。
— 佐野大樹 (@Daiki_sano) 2017年9月17日
どちらのチームも順調に。
初めて2チームの演出。
あたふた笑
がんばりますー。
こちらのツイートにあるように、2チームの演出は推しにとって初めての試みになります。
今まで、ダブルチームの片方だけ演出して出演もするということはあったけれど、どちらも並行して演出をつけるというのはなかったのです。脚本家でもある羽仁修さんとの共同演出ではあるけど、ほかのキャストさんの口ぶりからして結構推しが主導でつけてるっぽい・・・?
キャストさんも多いし、映像パートがあるみたいだからそことの兼ね合いも考えなくちゃいけないだろうし、そもそも殺人鬼役だって初演を観た印象だとわりと重役だし、そんな中でそれぞれのチームの色を汲んで、作品を作っていくって、どういう感じなんだろう。
当たり前に、大変だと思います。そりゃそうだ。キャストさんのSNSをチェックしてると、壁にぶつかっているのが目に見えるひとも少なくない。コメディのテンポだとかやることの多さだとか、私は想像することしかできないけど、きっと「面白い」を作るためにクリアしなくちゃいけない課題がたくさんたくさんあるのだろう。
演出家だしシングルキャストだし休み無いだろうなとか、大変だろうな、疲れてるよなとか、頑張ってくれてるんだろうなとか。思うだけなら簡単で、想像だってできるけど、当事者になることは叶わないから、歯痒い気持ちになったりもする。
だけど、その何倍も、何十倍も、感謝したいなあと思う。信じたいなあと思う。
お稽古が始まったばかりの頃、同じくシングルキャストであるゆかわたかしさんがこんなツイートをしていた。
初めて「演出家」佐野大樹氏と、稽古終わりに軽く呑む。「共演者」「pnish」の大樹っちぁんとは、何度か呑んだことあったけど…。
— ゆかわたかし(昭和芸能舎) (@yukaniy) 2017年9月15日
「演出・佐野大樹」としての顔は初めて
「あ、このひと、お客さんと演者のこといちばんに考えてはるわ」と思ったんで、『まわれ!無敵のマーダーケース』は大丈夫 pic.twitter.com/m6Qha0gr2b
佐野大樹さんという演出家は、出演者に、「大丈夫」って言わせることのできる、そういうお仕事をするひとなんだなあと思った。
私はそのお仕事を近くで見ることはできないし、お客さんと演者さんのことをいちばんに考えてくれるひとだってことも、リアルタイムで知れるわけじゃないけど、それでもこうやって信じさせてくれるのが本当にすごい。しかも盲目的な信用じゃなくて、理由をくれて、確信をくれて、絶対的な信頼に昇華させてくれる。いつも。
稽古後だいきっちゃんとサシ飲み!個人的にはギャング アワー以来のご一緒で、とても嬉しいのです。今回も頑張ろう。信頼するだいきっちゃん他、キャストの皆さんと共に。 pic.twitter.com/1lInt192t1
— 谷沢龍馬タニザワリューマ (@ryuuuuuuuuuma) 2017年9月13日
前に推しが演出した舞台『ギャングアワー』に出演していた谷沢龍馬さんもこうして信頼してくれていて、嬉しいなあ。
チームKでさとみという女の子を演じる石川瑠華ちゃんも、SHOWROOMで「演出の佐野さんがたくさん考えてくれてるから、絶対おもしろい!」と言っていて、キャストさんが舞台の面白さを保証してくれることも、推しがその理由になっていることも、本当に嬉しくて涙が出そうだった。
そして、初日の約2週間前の推しのツイートがこちら。
マーダーケース。
— 佐野大樹 (@Daiki_sano) 2017年9月26日
Pチーム、Kチーム共に
カラー出ております。
どちらも面白いです。
どちらも見て欲しいです。
私もっともっと頑張ります。
どちらも面白いです、見て欲しいです、って言い切ってくれる、こんなに幸せなことある!?いや、ない!!!(反語)
初日が近づくたび、わくわくが増して、信頼と期待が高まって、早く観たいなってそわそわしてます。久しぶりの推しの現場ってこともあるけど、本当に楽しみ!
緊張はもちろんあるけど不安はなくて、純度100パーセントで楽しみに待てることが心の底から嬉しいです。
演出って、そのひとがどんなものを面白いと思っているのか、どんな風に観せたいのか、どんなことをやりたいのか、そういうのがダイレクトにわかるんだなって、今さらなんだけど最近はっとしました。頭の中を透かして見れるような。
『まわれ!無敵のマーダーケース』っていうタイトルは、羽仁さん曰く、主人公である藤澤さんの「自分の考えた無敵の殺人事件(マーダーケース)がうまく回ってほしい」という願望を表しているそうで。
それになぞらえて考えたときに、舞台っていう事件を回そうと奮闘しているのは、キャストさんスタッフさんはもちろんだけど、演出家さんが筆頭なんじゃないかなあと思いました。
どうか、どうかどうか、この舞台が、うまく回りますように。無敵になりますように。
残りわずかですが、お席も日によってはまだあります!皆さまぜひ!