読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

最高のエンタメショーを観てる話

 

 4月28日から、30日まで。ザムザ阿佐谷にて行われている、*pnish*内期間限定ユニット・SniTsのショーに通っています。

 SniTsについては前にも記事を書いたのだけど、なんだか、想像していた以上に妥協も甘えも一切ない70分間でびっくりしてしまった。8~9分のダンスから始まって、コントを3本、トランプしてトークして、ピアノとギターのセッション、そして最後はダンスで幕を閉じる。こうして書き出してみると、ほんとうにぎっちぎちに詰め込まれてるなあ。これを長くない準備期間でイチから作ってくれたのだから、すごい。

 まだ最終日を残しているのですが、SniTsの最後の回である「お疲れ会」でふたりから種明かしや解説?がいくつかあるようなので、それに影響されないうちに自分の感想を書き留めておこうと思います。順番とかまだよく覚えてないし、基本的に大樹っちゃんばっかり観てるひとの感想です。

 

 

◆ダンス

 オープニング、暗転もなくするっとステージに登場するものだから、初日は「あれ、誰か出てき・・・土屋さん!?!?」ってなった。

 それぞれ「S」と「T」の文字が貼られた四角い箱に座り、俯いたり、肩を回してみたり、各々好きなことをしているのだけど、ふと顔をあげて、お互いのことを見つける瞬間、ドキッとした。それから同じ先を見上げて、近づいて、でも視線はすれ違う。大樹っちゃんの背中を見つめる土屋さんは値踏みするみたいな観察するみたいな顔をしていて、大樹っちゃんが振り向いた瞬間にすっと背を向けて。大樹っちゃんは土屋さんの背中を少し引いたところから怪訝そうにじっくり見てるんだけど、すぐに「まあいいか」って素振りで視線をそらして、でもまた戻す、何かに惹かれるみたいに。そんなふたりが同じ動きで歩き出して、その足並みはバラバラなんだけど、だんだん揃っていって、同じ方向を向いたりするのが、物語性があってすてきだなあと思った。このショーは、15年間同じユニットのなかで戦ってきたふたりの集大成なんだ、これまでの物語の積み重ねの途中結果なんだ、って思い知らされた。

 そのあと箱にもう一度座って踊るんだけど、そのときの顔や足をなぞる振りがきれいすぎて毎回息止まる。なんか、今回のショーでいちばん目に焼き付いてる大樹っちゃんの顔ってここかも。まっすぐ前を見て、帽子をななめ被りして、指を顔に添えてるところ。輪郭が好き、って思う。なんだこの感想。でも輪郭が好き。

 音ハメダンスでは後ろの暗幕に大きなシルエットが映るんだけど、影が重なるとふたりがひとつの人間になったみたいで面白かったなあ。時計の秒針に合わせて大樹っちゃんが指を、土屋さんがそれに操られるみたいに頭を動かすのが好きだったなあ。突き刺すみたいに指を床に向ける大樹っちゃんがかっこよかった。ギターの音で土屋さんが、ピアノの音で大樹っちゃんがそれぞれ短いソロダンスをするんだけど、強く尖った音に合わせてパキパキッと踊る土屋さんに対して、大樹っちゃんは不協和音みたいな不安定な音で崩れたり再構築したりする振りをあてがわれてたのが対照的でした。なんていうか、あんな退廃的なダンスを圧倒的美貌をお持ちの佐野大樹さんにやらせたひと天才じゃなければなんなんですか?????

 懲悪バスターズのダンスやってくれたの、もしかしたら初日いちばんテンション上がったかもしれない。2日目からは「オーメン、ゴー!」っていう恋塚さんのセリフも入って死にそうだった。眼鏡直したりコートの裾を払ったり、エアー恋塚さんやってくれる土屋さんに感謝しかない。もうオーメンにも、恋塚さんにも会えないと思ってた。今回のこのダンスも正確にはオーメンと恋塚さんではないんだけど、それでもやっぱり嬉しくて。私にとってあの作品は大切で特別だし、SniTsのふたりの関係性を考えるきっかけになったから、それをまた今やってくれたことに感動した。あのときのふたりが大好きだったし、そこから1年弱経って、こうしてふたりが組んだユニットのショーを観に行けてるって奇跡だと思った。照明も色鮮やかで、すてきだったなあ。

 初日はここまで呼吸を止めてたんですが、「私たち・・・入れ替わってる~~~!?」という合図とともに前前前世が流れた瞬間めっちゃ笑って緊張解けました。この曲はわりと派手な動きが多くて楽しかったなー!馬跳びしたあとの大樹っちゃん、にって笑いながら前方を指差すのイケメンすぎて目潰れるかと思った。キラキラしすぎ100点加算!!!!ちなみにSniTsの影響ではじめて前前前世の歌詞をちゃんと読んだんですけど、「そんな革命前夜の僕らを誰が止めるというんだろう」ってやばくないですか。全力で走り抜けていくSniTsさんにぴったりですね。

 そして!この次に!恋ダンスを入れてくるの!ずるすぎて最高です!!!「いや無理無理!」って帽子脱いで顔しかめながら手をひらひら振る大樹っちゃん、ダンス始まったらへらへらした笑顔浮かべるのほんと最高なので勘弁してください。ときどき歌詞を口ずさんでるのときめくし、「指のまざり」と「夫婦を越えてゆけ ふたりを越えてゆけ」がめっちゃ好きだった。夫婦を~は膝の曲がり具合と腰をくっと落とす感じがよかった・・・。まさか2017年春になって恋ダンス踊る大樹っちゃんを観られると思いませんでした、神様ありがとううううって初日は心の中で叫びました。圧倒的感謝。

 ララランドのAnothe Day of Sunで踊ってくれたのも嬉しかったなあ。くるっと回ってみたり、ちょっと優雅で、でも明るくて楽しい振り付け。あと指パチンッて鳴らすのめっちゃかっこよくてドキドキしました。この曲のラストで四角い箱を合わせて「SniTs」の名前を作ってくれるの、ショーのオープニングとして100億点満点では?! ふたりで箱に腰掛けてポーズ決めるのもよかったなあ~。

 ダンスとして括っているので、エンディングの話もしてしまうのだけど。「本日はどうも!ありがとうございました!」って頭下げた瞬間にダンスが始まるの、不意打ちすぎてびっくりしたし、最後の最後まで気を抜かせてくれないSniTsさんが最高すぎて震えた~~~!!!なんだかやっぱり、ひとつの作品として完成してる感じがあるというか、登場から退場までぜんぶまるっとパフォーマンスなんだなって思って、すごく好きな演出だったなあ。大胆な動きも細かい振りもあって、ふたりの魅力がぎゅううっと詰め込まれたダンス、どれもすてきでした。かっこいいし、可愛いし、楽しいし、満足度が高すぎる。踊る大樹っちゃんと土屋さん、好きだな!

 

◆コント

 ツチヤさんに勝手に自分のオロナミンCを飲まれたダイキさんが怒るお話と、古屋さん(土屋さん)がお花見の場所取りをしていたら佐藤くん(大樹っちゃん)という知らないちゃらい青年がやってきたお話と、ふたりで腕相撲をするお話、という3本。これ、SniTsのふたりとニシオカ・ト・ニールさんという方がそれぞれ書き下ろしたそうで、予想を書いておくと、大樹っちゃんニシオカさん土屋さんの順番かなってかんじ。お疲れ会での種明かしが楽しみです。

 オロナミンC事件のお話。これはとにかく、ふたりの会話のテンポが気持ちよかった。がーっと勢いよく捲し立てたり押し切ったり苛立ちを表現するダイキさんと、細かな誤魔化し方やとぼけたお顔で自分の過失をどうにか隠そうとするツチヤさん。最初から最後までスピード感があって、やり取りに隙がないのが観てて面白かった。本人役なのかどうかわからないけど、これがいちばん本人たちに近かったんじゃないかなあ。なんか、今回、3本が進んでくにつれて本人と役との乖離が激しくなってるような気がしたなあ。腕相撲が特にぶっ飛んでただけかな。

 お花見のお話。佐藤くん好きすぎて参った~~~!!!!!にかにかって効果音がつきそうなくらい晴れやかに笑って、引くくらい素直で底抜けに明るくてバカで、でもやさしくて!人懐っこくて!すごいなんか、騙されて高い壺買わされても「まじかあ!」って笑ってそう。大樹っちゃん、こういう役めちゃめちゃ似合うし上手いしよくやってそうなのに実はなかなか観ないような気がして、新鮮だった。同い年のふたりなのに、古屋さんと佐藤くんはほんとに年の差というかキャリアの差があるように感じられたなあ。「エグザイル?」「なんでここでエグザイル!?」のくだり好きすぎた。あと、古屋さんが電話してるときに桜見上げてきれいだな~ってしてたり、寝転がってたり、でも異変に気づくと「ん?」って口尖らせて様子を伺う佐藤くんたまらなかった。さっきオロナミンCを勝手に飲まれてキレてたときは対等な関係だったのに、一気に佐藤くんのほうが幼くなって、古屋さんのほうがどっしり落ち着いた感じになってるのがすごい。オチも、途中で古屋さんが言っていた「後から入ってきた者は先にいた者を敬う」という主張を佐藤くんがきちんと踏襲して「こいつ、古屋!」って呼び捨てで仲間に紹介したのがよかったな~!あと、佐藤くんの「帰らないでくださいよ」でザムザにいた女みんな落ちましたよね。

 腕相撲のお話。まずオチのことから書かせてください。これまで2本のコントはわりとほのぼの、明るく仲良くしていたのに、最後にピリッとスパイスを効かせてくるSniTsさん、大好き!ツチヤさんに刺されたダイキさんがぱたりと倒れてしまって、「あれ?」というツチヤさんの呟きで暗転するというショッキングなラストシーン。でも、暗転が明けたら「終わりましたよ」「あ、はいっ」っていうふたりのやりとりが差し込まれるからスッと現実に引き戻されることができて、後味悪くはならないんだよね。あの会話めちゃめちゃ大事だなって思う。このお話、自然治癒力がめちゃめちゃ高い(っていうか刺されても自力で治しちゃう)ツチヤさんのほうが「変」な感じがするけど、実際、明らかにダイキさんのほうが「変」なんだよね?!腕相撲に勝ちたいがために友達にハサミ向けるのもそうだし、平然とした顔で刺しちゃうのも、そのあと「あ、ごめん」ってふつうに謝るのも、ツチヤさんの治癒力を目の当たりにしてもう2回刺してみるのも、おかしいよね・・・。ツチヤさんは逆に、とても「ふつう」な感覚の持ち主だと思う。自分が治せるんだから他人だってできると思うもんなあ。話の重たさはさておき、腕相撲だって言ってるのにかっこいい音楽に合わせてフード被って出てきてキックの振りしたりTシャツ破くパフォーマンスしようとしたりするダイキさんはめっちゃ好きでした。いやこのお話は重たさがあるから好きなんだけど。音といっしょにフードをばっと脱ぐダイキさん、世界男前グランプリ3000000年連続優勝って感じでしたね。どう考えても有史以来最もかっこいいひとだし、大樹っちゃんのいる時代に生きてて幸福だなって思いました!かと思えば腕相撲に負けて「いたい・・・いたいの・・・」って呻く姿は世界一かわいいのでなんか地盤のバランス崩れないか心配になります。

 

◆演奏

 ギターとピアノのセッション、嬉しすぎたなあ!曲目は「海の見える街」と「story」。なんだか、storyは大樹っちゃんの十八番というか、定番曲みたいになってるのかな。この曲が、大樹っちゃんにとっても大切な軸みたいなものになっていればいいなあと思います。

 今までstoryは大樹っちゃんのピアノでしか聴いたことがなかったから、土屋さんの歌声が入ると新鮮な感じがしたなあ。伸びやかでずしりと重みのある声が真摯で、すてきでした。ていうか歌うスピードに合わせて弾いてるのびっくりした、すごい、しかもやっぱり前回よりまた上手くなってる。間違えちゃうと土屋さんの歌まで止めなくちゃいけなくなるから悔しそうだったけど、29日18時回は順調でほっとした。基本的には必死な真剣な顔で弾いてるんだけど、たまにきゅっと口角あげておだやかに弾いてるときがあって、ああ好きだなあって思う。笑う顔が見たいのは私たちファンも同じなんだよなあ。頼ってほしいって言ったり、肩を貸すことはきっとできないけど。強がりを見抜くことも、いっしょに泣くことも難しいかもしれないけど。それでも、こうやって劇場に足を運んで、頑張って積み重ねてくれた結果を観て、観続けて、背中を押す力のひとかけらだったり、自信を形作る一角になれたらいいなあって思います。storyを聴くと、歌詞をそのまま返したくなる。

 

 

 全体を通して、大樹っちゃんも土屋さんもひとりずつではできないこと、やらなかったであろうことを詰め込んだショーになったんじゃないかなあと思いました。ふたりでやる意味、SniTsである意味、そういうのをなんとなく見つけられた気がする。今まで観たことのないような表情や表現がいっぱいあって、びっくりした。グッズの生写真を見たときも思ったけど、大樹っちゃん、土屋さんとふたりだとそんな顔するんだってちょっと面食らったりした。

 そういえば、この私たちの「楽しい」が大樹っちゃんや土屋さんのたくさんの「しんどい」の上に成り立っていることはわかってるのに、観ててまったく苦しくならなかったなあ。感動したり涙が出たシーンはあったけど、それ以上に明るい感情だったり元気だったりをもらいすぎて、ずーーっと笑顔だった。SniTs、お日さまみたいなユニット名だし、ほんとうにきらきらしてて楽しそうでまぶしいなあ。

 私のいちばん好きな役者さんが佐野大樹さんでよかったし、いま、大樹っちゃんといっしょにショーを作ったひとが土屋佑壱さんでよかった。SniTsが生まれてくれてよかったなあ。楽しいショーだった、幸せだった!

 ラスト2公演のショーも、大大大成功しますように!!!!

 

 

 

 

ameblo.jp

 

 ところで、この大樹っちゃんの写真だいすきなんですけど、ショーを観てからというもの腕相撲の準備でフード被って登場するシーンを思い出してフフッてなっちゃうのどうしたらいいんですか。助けてください。

 

 

 

【追記】

 お疲れ会、いってきました!SniTs結成秘話から振り付けやコントの答え合わせなど、盛りだくさんの内容。

 まずコント予想は、大樹っちゃんは当たったけどニシオカさんと土屋さんが逆でした。なんというか、大樹っちゃんの書くお話は短い言葉のやり取りが多くてテンポが良いし使われる台詞にも聞き覚えのあるものがあったから、わかりやすかったんだろうなあ。「ばかなの!?」って台詞、懲悪バスターズでアミットも言ってたね。

 振付予想に関しては大外れでした!!前前前世が大樹っちゃんってことくらいしかわからなかったなあ。オープニングのWhat do you mean?はOH-SEさんだと思ってたけど、土屋さんで。あと、このブログに「あんな退廃的なダンスを圧倒的美貌をお持ちの佐野大樹さんにやらせたひと天才じゃなければなんなんですか?????」って書いたんですけど、まさかの大樹っちゃん本人が振りつけてて笑っちゃいました。天才だったな~~~知ってた~~~~~~!!!!!!!

 トークだけじゃなくて海の見える街とstoryの演奏、エンディングダンスまでまるっとやってくれて、嬉しかったなあ。ショーが終わったときはなぜか実感がなくて「え?本当に今ので最後だったの?」ってシンプルに受け入れられなかったんだけど、お疲れ会が終わって、ふたりがいつもみたいに「SniTs」の箱の上でポーズを決めて退場した瞬間に、あ、終わったんだ、って思った。思うしかなかった。3日間って、とても短い。実際、あっという間だった。でも、ものすごく濃くて、充実してて、楽しいことがたくさんたくさん詰まってて。それがぱたりとエンディングを迎えてしまったことに、どうしようもなく寂しくなった。終わらないで、って願う暇もなかった。本編の終わりでは襲ってこなかった喪失感が、がつんと頭を殴ってきて、放心するしかなくて、つらかった。つらい、つらいのに、「楽しかったなあ」って言葉が出て、「一生好きだなあ」って思った、最後が嫌で嫌でしょうがないのは、それがとても大切でだいすきでかけがえのないものだったからだ。

 ぎりぎりで決まったSniTsのショー。それにも関わらず二つ返事で力を貸してくれたスタッフさんたちに感謝を述べる大樹っちゃんを見ながら、こういうひとだから好きだなあと思った。大樹っちゃんはひとりでなんでもこなせるひとではないけど、そのぶん、たくさんのひとの力が必要なんだってことを知ってるひとだ。努力するから、その姿に心を動かされて、仕方ないなあ助けてあげようって思うひとがたくさんたくさん、周りにいるひとだ。そのひとたちへの感謝を忘れないし、期待に応えようとするひとだ。そういう大樹っちゃんの作るものだから、いつも信じられるんだなあ。

 そして、土屋さん。私は今まで大樹っちゃん越しに土屋さんを観てきたけれど、やっぱり、いま大樹っちゃんの隣にいるひとがこのひとでよかったなあってSniTs最終日を迎えて改めて思いました。「勇気を出して、前に進みます!」と言う大樹っちゃんに、「歩幅をそろえて」って付け足してくれる土屋さんがいてくれてよかった。こだわりの強いひとというイメージがあったけど、きっとお客さんをどうしたら楽しませられるかとか、自分の100点はどこなのかとか、そういうことを常に考えてくれてるひとなんだろうなって思います。今回、SniTsで土屋さんのパフォーマンスもめいっぱい観ることができて嬉しかったなあ。あと、どう考えても土屋さんの細かいボケの挟み方が面白すぎるのでまた*pnish*でもSniTsでもコントやってください・・・。

 

 最後に。

 

ameblo.jp

 

そしてそしてSniTsさん。

お疲れ。またいつか。 

 

 こうやって大樹っちゃんが言ってくれてるから、当たり前に信じられます。いつかまたSniTsさんに会える日が楽しみだなあ!

 ありがとうございました、楽しい時間でした。SniTsのファンで、幸せ!